代官山「ギャラリー スピーク フォー」(渋谷区猿楽町、TEL 03-5459-6385)で11月21日、デザイナー、イラストレーターの若野桂(もしの)さんによる個展「Black Market」が始まる。
1968年、岐阜県生まれの若野さんは1980年代からイラストとCGの技法を応用した作品で活躍。その後1998年にはナイキ・バスケットボールの広告・CMキャンペーンを手掛けたほか、2001年にソニーから発売されたエンターテインメントロボット「アイボ」の第3世代のデザインなども手掛ける。一方で、アーティストのプロモーションビデオやショートムービーなどの映像作家としても活躍し、活動の幅を広げる。
都内で約7年半ぶりとなる同展では、新作を含む約60作品を一堂に展示・販売する。作品は主に、若野さん初の作品集「若野桂グラフィックワークス」(1998年)と「ロウ・コミュニケーション」(2005年)の中からセレクト。中には2003年に世界で発売された「エビアン」ボトルのラベルデザインなども。約20年にわたる創作活動の中で手掛けてきたイラストやCG、グラフィックなどからセレクトした作品を並べる。
会場では陶芸作品も販売。若野さんが岐阜県の奥地の工房で作った1点ものの器など約10点を扱う。今月21日には若野さんが即興で描いた作品も販売(開催時間は19時~21時)。
営業時間は11時~20時(最終日は18時まで)。入場無料。木曜定休。12月3日まで。