渋谷パルコや東急ハンズ渋谷店などの商業施設が集積する渋谷・宇田川町エリアに2010年、常和ホテルマネジメント(中央区)が運営するビジネスホテルが開業することが明らかになった。1階にニューヨーカーズ・カフェ(旧ルノワール)が入居していた第34興和ビル跡地の再開発計画で、今月5日に着工。常和不動産が2010年3月の完成を目指し、建設計画を進める。
名称は「ホテルユニゾ渋谷(仮称)」。「洗練されたハイグレードなホテル」をコンセプトに、「くつろぎ感」「機能性」を考慮したサービス・空間とセキュリティー機能を重視した施設を目指す。女性を含むビジネス出張や観光目的の利用客をターゲットに見込む。
敷地面積1,063.79平方メートル、延床面積6,843.32平方メートルで、地上9階・地下2階のビルの2階~9階部分に186室(予定)の客室を設ける。部屋構成は、シングル127室、ダブル23室、ツイン36室。1階にはフロント・ロビー空間を開設し、地下1階と1~2階の一部は商業区画としてテナントを誘致する。
「ホテルユニゾ」チェーンは現在、全国に5拠点を開設。来春、大阪・淀屋橋に新規ホテルを開業予定で、渋谷は全国7番目のホテルとなる。開業は2010年6月を予定。