今年4月に新設された青山学院大学総合文化政策学部(SCCS)が都市文化の「創造性」をテーマに、ロンドン大学バートレット校(UCL)、ロンドン芸術大学(UAL)の研究所「TrAIN」との国際共同研究に取り組む。
研究は、東京とロンドンを舞台に、「都市」という人工物と、それに感応する「人間」との関係性を問い直し、「創造性」の観点からライフスタイル・デザインの新たな理解を模索する試み。パート1として、10月31日~11月3日の青山祭期間中、公開レクチャーやシンポジウム、ワークショップから成るイベント「Sensing Cities(感応する都市)2008:Tokyo–London」を開く。
10月31日~11月2日は3夜連続でレクチャーを行う。第2夜となる1日は建築家・デザイナーの矢萩喜從郎さんが「感応する身体を通した思考」をテーマに講演と対談を行う。開催時間は17時~19時で、サイトから事前の予約が必要。翌2日は、イアン・ボーデンUCL教授(都市建築理論)が「都市の可能態(Cities Possible)」について講演を行い、その後建築家らとラウンドテーブルを行う(2日は満席)。会場は、同大学内間島記念館2階オープンスペース。
同3日は、青山学院講堂でシンポジウムを開く。イアン・ボーデンUCL教授が「スケートボーディング、空間、都市--身体と建築」をテーマにキーノートレクチャーを行った後、学生によるプレゼンテーションと、それに対するクリティック(批評)を各校教授や南部哲宏さん(博報堂研究員)、高野秀士さん(INAXデザインディレクター)、矢萩喜從郎さん(建築家・デザイナー)らが行う。開催時間は10時~11時30分、12時30分~17時30分。入場無料・予約不要。
パート2は来年3月、東京での開催を受け、ロンドン芸術大学などを会場に日英の教員・学生を中心にワークショップなどを開く予定。