「木目」をカラフルな木版画で表現-英アーティストが表参道で個展

床一面が作品となったギャラリー内の様子。カラフルな木目のデザインが広がっている

床一面が作品となったギャラリー内の様子。カラフルな木目のデザインが広がっている

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 イギリス人アーティスト、リチャード・ウッズさんの個展「THE WOOD SHOW」が10月18日より、ポール・スミス スペース ギャラリー(渋谷区神宮前5、TEL 03-5766-1788)で開催されている。

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 1966年、英チェスター生まれのウッズさんは、2000年にロンドンで初の個展を開き、2002年にポール・スミスショップの内装を手掛けたことをきっかけに、2005年にはポール・スミス ジーンズ ショップの内装を担当。その後、2006年にオープンしたニューヨークのショップエントランスの作品も手掛ける。

 ウッズさんの作品は木を題材にしたものが中心。伝統的な製版の技術を使い、木目の模様を木版画で表現したカラフルな作品を発表してきた。ニスを塗り重ねて仕上げた作品は、実際の建築物や壁面などに覆うように展示し、「リアル」と「フェイク」をテーマに掲げている。

 同展では、ギャラリーの床一面に「木」を題材にしたカラフルな木目の作品「logo 56」を展示。壁面にはベニヤ板などを用い制作したグラフィック作品「Offcut Inlay(41~45)」なども並べる。作品はすべて連続性があり、2006年に発表されて以来続くプロジェクト。

 地下1階ブックコーナーの一角でも作品を扱い、ロゴプリント(9万2,125円)10種類を展示販売する。同展のタイトルを木版画で表現したメーンビジュアルをプリントしたトートバック(3,885円)や、ウッズさんの作品集(1万500円)なども数量限定で販売する。作品の価格は、logo 56=367万5,000円、Offcut Inlay=94万5,000円ほか。

 同展は、今月30日に始まる複合デザインイベント「DESIGN TIDE TOKYO 2008」のエクステンション会場としても参加している。営業時間は11時~20時。水曜定休。11月30日まで。

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