人気ロックバンド「X JAPAN」のリーダーYOSHIKIさんが9月15日午後、国立代々木競技場オリンピックプラザ(渋谷区神南2)で公開記者会見を開き、詰めかけた約1万人のファンを前に今後の活動の詳細を発表した。
YOSHIKIさんは、大型モニターに映し出されたライブ映像を見ながら徹夜組を含む熱心なファンが登場を待つ中、開始予定の約40分遅れで、自ら運転する黒いランボルギーニで会場入り。今年5月に行われた元メンバーhideさんの追悼ライブ以来、約4カ月ぶりに公の場に現れたYOSHIKIさんは、ステージに上がり笑顔でファンに手を振るなど元気な姿を披露した。
マイクを手にすると早々に今後の活動内容を発表。年内にX JAPANでクリスマスライブとカウントダウンライブをそれぞれ日本で行うことを明かすと、会場に集まったファンからは大歓声が起きた。昨年、約10年ぶりに再結成したX JAPANは、YOSHIKIさんの体調不良を理由にワールドツアーを延期。今回の会見では、同ツアーのスタートを切るパリ公演の振替公演を11月22日に行うことも発表。YOSHIKIさんは「今回できないとまずい」と苦笑いする場面も。
本格始動するワールドツアーに伴い、新曲を制作したことも明らかにし、「体は完全じゃないけれど、がんばって海外公演に行ってくる。みんなが与えてくれた階段を一歩一歩登っていきたい」とファンにメッセージを送った。YOSHIKIさんは今月、台湾、香港、タイ、韓国でもそれぞれアジアプロモーションを展開する予定。
ワールドツアーでは、北京五輪が行われた「鳥の巣」の愛称で知られる「北京国家体育館」からもオファーが来ていることも明らかにした。今回の会見の様子は、無料携帯動画サイト「MOVIEFULL(ムービーフル)」の協力で、ドコモ公式サイト「YOSHIKI mobile」でも生中継された。