「ヴォーグ」斎藤編集長が退任-全誌エディトリアル・ディレクターに

「VOGUE HOMMES JAPAN」創刊号カバー

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 コンデナスト・パブリケーションズ・ジャパン(渋谷区渋谷2)は9月8日、「VOGUE NIPPON(ヴォーグ ニッポン)」で2001年から編集長を務めた斎藤和弘編集長兼同社社長に代わり、渡辺三津子旧編集長代理兼ファッション・フィーチャー・ディレクターが新編集長に就任したと発表した。

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 渡辺編集長は、千葉県出身、東京女子大学卒業後、資生堂の企業文化誌「花椿」編集部に勤務、その後ファッション誌「フィガロ・ジャポン」編集部(1996年~)、「エル・ジャポン」編集部(1997年~)を経て、2001年に「VOGUE NIPPON」ファッション・フィーチャー・ディレクターに就任。2005年からは同誌副編集長を務め、今年編集長代理に就任していた。

 斎藤旧編集長はコンデナストが発行する全誌のエディトリアル・ディレクターに就任、引き続き社長と「VOGUE NIPPON」の発行人を兼務するほか、関連会社コンデナスト・ジャパンが発行するメンズライフスタイル誌「GQ JAPAN」と、メンズファッション誌「VOGUE HOMMES JAPAN(ヴォーグ・オム・ジャパン)」の編集長は続投する。

 新雑誌「ヴォーグ・オム・ジャパン」は今月10日に創刊。メンズモード誌「VOGUE HOMMES INTERNATIONAL」初の日本版で、ファッション・ディレクターにはイタリア人と日本人を両親に持ち、雑誌「DAZED&CONFUSED」(UK版 、 日本版)、「ANOTHER MAGAZINE」のファッション・ディレクターや著名ブランドのコンサルタントなどを務めるニコラ・フォルミケッティーさんを起用した。

 コンデナスト・パブリケーションズ・ジャパンは、米大手出版社コンデナストと日本経済新聞社が共同出資し1997年に設立した「日経コンデナスト」が前身。日経は今年3月にコンデナストとの出資関係を解消している。2001年、マガジンハウスで雑誌「平凡パンチ」「POPEYE」などの編集者を経て「BRUTUS」「CASA BURUTUS」編集長を務めた斎藤氏の社長兼ヴォーグ ニッポン編集長就任は話題を呼んだ。

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