イタリアのトリノとミラノに店舗を構えるフードマーケット「EATALY(イータリー)」の日本初店舗「EATALY Daikanyama」が9月27日、代官山の新商業施設「代官山LOVERIA(ラヴェリア)」(渋谷区代官山町)内にオープンする。
同店は、イタリアの食文化を「マーケットエリア」「レストランエリア」「エデュケーションエリア」の3つの業態で提供するのが特徴。1、2階で展開する店舗の延べ床面積は約1,500平方メートル。食材の90%はイタリアから直輸入したもので、残りの10%程度を国内からそろえる。
日本出店に対して、同店を手掛けるイータリージャパン(目黒区)のアンドレア・ラスカ副社長は「イタリアの食文化が日本で愛されていることや、日本の消費者から食品のリクエストがあることなど、10年以上リサーチした結果出店を決めた。道路に面し、中庭があるような典型的なロケーションを考えていたが、その物件が代官山にあった」と話す。
1階のスーパーマーケットでは、パスタやサラミ、チーズ、ワイン(約450種類)などイタリアから輸入した約2,500種類の食材を扱うほか、ピザ職人がまき窯で焼いたピザや、自然酵母を使ったパンなども販売。店内にはイートインコーナーも設ける。店舗面積は900平方メートル。そのほか、1階にはバーやカフェとして利用できるイタリアバールも併設する。
2階には、ミシュランガイドで星を獲得したイタリアのレストラン「Guido per Eataly(グイド ペル イータリー)」が日本初出店する。店舗面積は80平方メートルで、席数は40席。そのほか、同フロアには、さまざまな食材や食文化をテーマにセミナーを行う小教室(エディケーションエリア=80平方メートル)を設け、生産者とのミーティングやシェフによる料理講座、学生を対象にした食育プログラムなどを行う。イタリアワインに詳しいソムリエ・林茂さんのワイン講座なども予定する。
営業時間は、スーパーマーケット=10時~23時、バール=8時~23時、レストラン=18時30分~22時30分。
代官山ラヴェリアは、代官山の商業施設、旧「代官山プラース」の外観やテナントを一新し、同日にリニューアルオープンする。イータリー代官山のほか、セレクトショップ「LOVELESS(ラブレス)」「WR(ダブルアール)」「Ne-net(ネ・ネット)」など6店舗が出店する。