「盛る」「HG(腹黒い)」など渋谷の若者が使う流行語をシチュエーションや関連語などと合わせて紹介する「渋谷語事典2008」が8月1日、トランスワールドジャパン(渋谷区渋谷2)から発売された。
編集を手掛けたのは、平均年齢28歳のチームで実際に渋谷の街で聞き取り調査を行った「渋谷語制作委員会」。「ギャル社長」として知られる藤田志穂さんが社長を務めるマーケティング会社「シホ有限会社G-Revo」(道玄坂1)が監修した。
掲載した「渋谷語」は、「イケメン」などに代表される「ギャル語・略語」や「KY」などイニシャル風に言葉を略す「KY語」など3つのカテゴリーに分類。独自の解釈から生まれる90以上の言葉を、各1ページにわたり詳細に解説している。
「イケてるメンズ」だけでなく、「イケてる麺」「イケすかないメンバー」など使用例が広がる「イケメン」や、固有名詞を独自解釈した「しゅんたろう(しゅんとして落ち込んでいる人)」「ダルビッシュ(とてつもなくダルいこと)」など、日々進化するギャル語が満載。「KY語」では、「ATM(あいつたまにムカツク)」「FK(ファンデ濃い)」など約30の新語が並ぶ。「ネオ漢字」編には「乙男(おとめん)」などのユニークな当て字も登場。
事典に加え、「SHIBUYA109」の歴史やギャル5人の座談会、益若つばささんなど人気モデルの「本音」に迫る特集なども掲載する。160ページ。840円。