中目黒「上目六さくらSC」が閉店へ-レストランは原宿に移転

今年3月下旬、最後の花見シーズンを迎えた「上目六さくらショッピングセンター」(写真=外観)

今年3月下旬、最後の花見シーズンを迎えた「上目六さくらショッピングセンター」(写真=外観)

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 中目黒・目黒川沿いに店を構え5年以上にわたり営業を続けてきた複合飲食店「上目六(かめろく)さくらショッピングセンター(SC)」(目黒区青葉台1、TEL 03-3792-5223)が8月31日に閉店する。

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 築50年以上の貸間式アパートと民家、町工場をリノベーションし、昭和の面影を残したユニークな造りと自家製パンなどを提供する飲食空間が親しまれてきた人気店が姿を消す。

 オープンは2003年4月。店内にはレストラン「omamori(おまもり)」(1階)、ブティックとカフェ&バーの複合店「C.O(コンチネンタル・オーヴァー・シーズ)」(2階)の2店舗に加え、ウッドデッキの中庭を抜けるとパンとケーキの店「OPATOCA(オパトカ)」があり、ランチやテークアウト、本格的なディナーなどで常連客を楽しませた。

 同店が1年のうちで最も盛り上がったのが、目黒川沿いの桜が一斉に開花する花見のシーズン。店名「さくらSC」の由来にもなっている「桜」の季節には例年、川沿いに屋台を出店。建物の取り壊しが決まったため、今年の花見シーズンには「最後の夜桜会」と題しパーティーも開いた。

 閉店前日の同30日を通常営業最終日とし、31日夜にはすべてのドリンク、フードを500円均一で提供する「送別会」を開催する。店を運営するマン・フュージョン・システム(目黒区)の関野申吉社長は「食べ物がなくなるまでやる。一緒に『泣き』に来てもらえば」と話す。パーティーは18時~(参加無料)。

 同店では営業終了後、翌9月1日~7日に、店内のインテリアや床・壁の木材などを一斉処分する「残品なんでもガレッジセール」を開催(各日11時~日没)。カフェ&バー「コンチネンタル・オーヴァー・シーズ」とパン店「オパトカ」はこのまま閉店するが、レストラン「おまもり」は同社直営の「bio ojiyan cafe」(8月20日に移転)などが出店していた原宿のビル(渋谷区神宮前3)に移転し、同5日にリニューアルオープンする。

 営業時間は、1階=11時30分~15時(ランチ、最終日は11時~)、18時~22時(バール・ディナー&カフェ、土曜・日曜・祝日は15時~22時30分)、2階=11時30分~23時(金曜・土曜は翌1時、日曜・祝日は21時まで、いずれもフードラストオーダー時間)。

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