今年で90回を迎えた全国高校野球選手権大会を記念する企画展「夏・甲子園 白球の記憶」が8月14日より、東急百貨店本店(渋谷区道玄坂2、TEL 03-3477-3111)7階の特設会場で開催される。
同展では、第1回大会(1915年)から昨年の第89回大会までに選手が実際に使用したグラブや金属バットなどを展示し、これまでの歴史を振り返る。第65回大会(1983年)で「1年生投手」として注目を浴びた桑田真澄投手(PL学園)のグラブや、清原和博選手(同)が決勝戦(第67回大会・1985年)などで放ったホームランボール、第80回大会(1998年)で優勝した横浜高校の松坂大輔投手のグラブなど約100点を展示する。
パネル展示は、過去に新聞や雑誌などに掲載された写真や記事の中から、名勝負やトピックスなど約140点を紹介。当時の朝日新聞社長による第1回大会始球式の様子や、延長25回の末に決着がついた第19回大会(1933年)の継ぎ足されたスコアボードを映した写真などが並ぶ。
朝日放送(大阪市)の動画アーカイブから各年代の代表的な映像なども上映するほか、甲子園球場で使用したホームベースやダッグアウトのベンチ、プラカードなどに触れることができる体験コーナーも用意。プラカードを持ちながらの写真撮影もできる。
同15日~19日に開催するトークショーでは、甲子園に出場した監督や日本高等学校野球連盟の審判委員長など計5人が登場。トークショーは13時~と15時~の2回行う。
営業時間は11時~19時(最終日は17時まで)。入場無料。8月19日まで。