渋谷センター街の「YouTube」スタジオ併設バー「BarTube(バーチューブ)」(渋谷区宇田川町、TEL 03-5458-6226)が8月11日、リニューアルオープンする。
同店は、米動画共有サイト「YouTube」向けの動画ビデオを投稿できるスタジオを併設する新型のバーとして、2006年11月に開業。ビデオジャーナリストの神田敏晶さんが店長を務め、スタジオでは、アーティストのライブや、3D仮想世界「セカンドライフ」内でリアルタイムに音源を流すライブイベントなどを行ってきた。
今回のリニューアルでは、内装を一新するとともに、個人出資者による共同運営からウェブコンテンツ制作などを手掛けるM-STYLE(千代田区)へと運営会社が移行。神田さんは店長を退き、今後も同店の「相談役」として店の経営にかかわっていくという。
リニューアルで「サブカルチャー的なところを残しつつも、オフィシャルなイベントも行える空間を意識した」(同店)という店内は、バーとスタジオを隔てていた壁を取りのぞき、吹き抜け空間に刷新。壁面は、以前の黒から白を全面に採用した。ギターなどの楽器や50インチのハイビジョンテレビなどを置くライブスペースは従来通り。客席数は、カウンター5席、ソファ12席。
店は今後、音楽イベントを行うスペースとしても開放するほか、新たに設置したPCを使ったIT関係のセミナーの開講も受け付ける。店内では随時、初心者に向けたセカンドライフのガイドも。ガイドを行う酒井りゅうのすけさんは、オープン当初からの同店の常連客で、前店長の神田さんに声をかけられ、今回のリニューアルで新たなスタッフとして働くことになったという。
リニューアルでは、「フライドポテト」(680円)や「海鮮ちまき」(780円)などの一品メニューを追加。3種類の「かき氷」(480円)や「アイスクリームディッシュ」(650円)などのデザートに加え、同店の常連客だという「シャ乱Q」はたけさんが考案した「はたけ直伝・ナニワのたこ焼き」(888円)なども提供する。アルコールは、ビール(850円)、ワイン(グラス、850円)、カクテル、ジュースほか。客単価は2,000円~3,000円。
営業時間は19時~24時。日曜・祝日定休。