KDDIは7月25日より、「INFOBAR」「MEDIA SKIN」などの先鋭的なデザインを輩出してきたプロジェクト「au design project(auデザインプロジェクト)」の新コンセプトモデルを、原宿「KDDIデザイニングスタジオ」(渋谷区神宮前4、TEL 0077-7067)で展示する。
2001年に始動した同プロジェクトは「革新的」「実験的」なコンセプトモデルを次々と発表、人気プロダクトデザイナー深澤直人さんを起用したINFOBAR、INFOBAR 2や、吉岡徳仁さんデザインのMEDIA SKINなど実際に商品化された商品もある。
今回発表するコンセプトモデルは2種類。ヤマハデザイン研究所と共同で開発した「オンガク スル ケータイ/ケータイ スル ガッキ」をコンセプトにした新モデルと、プロダクトデザイナー神原秀夫さんがデザインした「PLY(プライ)」ケータイを、それぞれ展示・公開する。
アコースティック楽器やデジタル楽器などヤマハの全製品を開発するヤマハデザイン研究所が提案するのは「楽器とケータイの融合」。携帯電話の「新しい使い方」を提案し、会場には6つのコンセプトモデルを展示。一部のモデルは実際に手に触れて「体験」することもできるという。ヤマハから今年5月に発売された新インターフェース「TENORI-ON」も併せて展示する。
TOTOのインハウスデザイナーを経て活躍する神原さんは、「積層」を意味する「PLY(プライ)」がテーマのコンセプトモデルを発表。角が28カ所ある消しゴム「カドケシ」を考案した神原さんならではのユニークなアイデアを形にしたモデルは「ケータイの過去、未来が『層』として積み重なっていくイメージ」(KDDI)。今回会場には色彩とギミック(仕掛け)のバリエーションをペーパークラフトで再現したコンセプトモデルが登場する。
ヤマハの特別オーケストラによる「ケータイを楽器にして演奏する」(同)ミニライブ(7月27日)や、神原さんとアーティスト鈴木康広さんの対談イベント(8月8日)などの関連イベントも。8月18日には、メディアアーティスト岩井俊雄さんがTENORI-ONの実演を交えながらトークショーを行う。同展は原宿での開催を皮切りに福岡、大阪、名古屋を巡回予定。
営業時間は10時~20時。8月31日まで。
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