6月14日に開業した「副都心線」に合わせ、渋谷区内の副都心線3駅「渋谷駅」「明治神宮前駅」「北参道駅」の各駅で開業セレモニーが行われた。

　渋谷駅のセレモニーではハチ公近くに特設ステージが設けられ、桑原敏武渋谷区長や同区議会議員、渋谷道玄坂商店街振興組合の大西賢治理事長らが出席。11時のセレモニー開始と同時に、国学院大学吹奏楽部の祝賀演奏が始まり、渋谷駅前に多くの人だかりができた。出席者のあいさつ後にテープカットが行われ、用意されていた祝賀風船が割られると、拍手と歓声がわき上がった。

　同セレモニーで桑原区長は、「渋谷は副都心線開業の『チャンス』を生かし、ファッション、文化の街としてさらに発展していく」と述べ、「今後は桜丘の再開発などもあり、これを重ね合わせるように渋谷の文化を成長させることができる」とも話し、未来に向けたまちづくりに期待を寄せた。同区長はこの後、「明治神宮前駅」「北参道駅」のセレモニーにも出席し、3駅で副都心線に込める「期待」をあいさつににじませた。

　9時にセレモニーが行われた「北参道駅」では、代々木小学校や千駄ヶ谷小学校などの「鼓笛隊」が演奏で式典を盛り上げた。出席者のあいさつやテープカットなどが終わると、近隣の小学校に向けて鼓笛隊のパレードも行い、駅周辺の人々から注目を集めた。同セレモニーを追うかたちで、「明治神宮前駅」セレモニーが10時に開始。明治通り交差点のGAP前で桑原区長や神宮前地区町会連合会の半田会長らによるあいさつとテープカットが行われたほか、ラフォーレ原宿の1階エントランスなど、場所を変えてバンド演奏やよさこい踊りが披露された。

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