ラルフローレン旗艦店などが入る表参道沿いの商業施設「エスポワール表参道」(渋谷区神宮前4)の地下1階に7月、床や壁を「塩」のタイルで埋め尽くす新型のアンチエージング施設「ソルタジア」(TEL 03-5770-6292)がオープンする。
施設の顔となる温室空間「ソルトスタジオ」には、「ソルトタイル」と呼ばれる六角形の塩タイルを敷き詰め、壁の裏に配した電気ヒーターで発汗作用や新陳代謝を促す。床、壁面、天井と部屋の全面に用いたソルトタイルが体をしんから温め、「無理なく」汗がかけるという。
運営するのは、関西エリアを中心に雑貨店、アミューズメント施設などを展開するジャストワン(兵庫県尼崎市)。内装やトータルプロデュースを、東京ミッドタウンの和紙デザインなどを手がけた堀木エリ子さんが担当。予防医学専門の医学博士らに指導を仰ぎ、新タイプのアンチエージングサービスに乗り出す。
ソルトタイルは、海水から千度近い高温で塩を溶解し作ったもの。直径約10センチの六角形で、裏から熱を通す床と壁のもので厚さ6ミリほど。スタジオでは、このタイルを3人用の部屋で約1万枚使用。タイル同士をつなぐ「接着剤」にも塩を使ったため、部屋に入ると文字通り「全面」を塩で囲まれることになる。
部屋は室温を41度、湿度を45度にそれぞれ保ち、「サウナや岩盤浴のような息苦しさがなく、『無理なく快適に汗をかける』」(同社・村平忠司社長)環境を整える。利用者はロッカールームで専用着に着替えた後、タイルの上にシーツを敷いて汗を流す。効率よく汗を流すためのヨガや太極拳などを取り入れたフィットネスプログラムも用意する。
スタジオの特徴の1つが、LEDによるライティングプログラム。タイルと暖房設備の間にLEDを装備、塩のタイルに透ける淡い光の演出でヒーリング、リラックス効果を高める作用があるという。スタジオは、団体(3人まで)向けの「ホワイトルーム」、個室の「シルバールーム」と専用ロッカー・シャワー・トイレ付きの個室「ゴールドルーム」、エントランスからスタジオまで完全別室のVIP向け「プラチナルーム」の全4部屋。
会員制(女性限定)で、入会金は10万円。利用する部屋と時間帯で利用料金が異なる。利用料金は1回5,000円~、プリペイドカード(25,000円~)で販売する。
営業時間は10時~23時(最終受け付けは20時まで)。オープンは7月7日を予定。