GMOインターネット(渋谷区桜丘町)は5月19日、ネット広告を手がけるNIKKO(神宮前5)へ資本参加し、連結子会社化すると発表した。
GMOインターネットは、NIKKOが今月26日に実施する第三者割当増資により発行する全1,600株を引き受けるほか、GMOインターネット熊谷正寿会長兼社長が所有する800株すべてを譲り受けることで、発行株式の66.7%にあたる2,400株を取得する。取得額の総額は1億2,000万円。
NIKKOは、雑誌広告に特化した広告会社として1992年8月に設立。1995年からインターネット広告導入の流れを受けて、ウェブを軸とするインタラクティブマーケティング(企業と消費者が直結した双方型のマーケティング手法)を手がけてきた。NIKKOの子会社化は、拡大基調にあるSEM(検索エンジン活用マーケティング)の戦略的展開とネット広告販売の強化が狙い。
NIKKOの2007年6月期(2006年11月~2007年6月)の売上高は57億300万円で、経常損益は1億3,300万円の赤字だった。従業員数は116人(2008年4月現在)。
GMOインターネット、ヤフーに第三者割当増資-第3位株主に(シブヤ経済新聞)GMO、ネットメディア事業の新会社を設立-第1弾は不動産(シブヤ経済新聞)オグルヴィ・ワン・ジャパン、日広と合弁でネット広告新会社(シブヤ経済新聞)GMOインターネットNIKKO