
エキサイト(渋谷区恵比寿4)は5月12日、自社ポータル「エキサイト」内の無料自動翻訳サービス「エキサイト翻訳」を大幅にアップデートし、翻訳機能を搭載できるブログパーツなどのサービスも新たに開始した。
エキサイト翻訳は、2000年9月にサービスを開始。アクセス数は1日約300万とエキサイト内でも人気のサービスとなっている。英語、中国語、韓国語の3言語でそれぞれ日本語との双方向翻訳が可能で、今回は英語翻訳の大幅アップデートを行う。
現在採用している富士通の翻訳エンジン「BizLingo」を既存の「V2」から「V3」にバージョンアップした。同エンジンのアップデートはV2が公開された2003年以来。具体的には「It was good of you to take the time to send me an e-mail」の日本語訳が、「メールを私に送るには時間がかかってくださってありがとうございます」から本来の意味の「わざわざ、メールを私に送ってくださってありがとうございます」などに改善される。
アップデートに伴い、時事用語をはじめとする英語翻訳語彙(ごい)数も増加。英日は81万語から117万語に、日英は79万語から105万語へとそれぞれ増やし、正確性も向上したという。英日翻訳では、文学作品名や地名、格闘技、著名人など「趣味」に特化した「趣味辞書」を追加、翻訳サービスの質向上にもつなげる。
ブログパーツは、これまで翻訳ページと併用するかたちで利用する必要があったテキスト翻訳、ウェブページ翻訳の各サービスをブログ上で行えるようにするもの。ブラウザの「お気に入り」「ブックーマーク」に追加し、開いているウェブページの文章や単語、ウェブページ全体を翻訳できる「ブックマークレット」サービスも新たに開始している。