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東急東横店で「鉄道フェス」始まる-向谷実さんがプロデュース

実写のフルハイビジョン映像に実際の車両で使用済みの「マスコン」を採用した「運転シミュレーター」の様子

実写のフルハイビジョン映像に実際の車両で使用済みの「マスコン」を採用した「運転シミュレーター」の様子

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 東急百貨店東横店(渋谷区渋谷2、TEL 03-3477-3111)で5月2日、東横線(現区間=渋谷-横浜)開通80周年を記念した大規模イベント「東急東横線開通80周年記念 鉄道フェスティバル」が始まった。会場は、西館8階催物場。

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 体験、展示、物販コーナーの3区画で構成する会場は、昔ながらの東急電鉄の改札口をイメージしたエントランスに始まり、実写版フルハイビジョンの東横線運転シミュレーターや、歴代車両を振り返るパネル、Nゲージジオラマなど盛りだくさんの展示内容。物販コーナーに加え、期間中は日替わりでステージイベントも行う。

 同イベントは、総合プロデューサーにゲームソフト「トレインシミュレーター」シリーズなどを手がけた、ミュージシャンで鉄道ファンとしても知られる向谷実さんを起用。向谷さんは、生まれも育ちも東急沿線、現在も東急沿線に住むという「大の東急電鉄ファン」でもあるという。

 今回のイベントの「目玉」にもなっている運転シミュレーターは、実写のフルハイビジョン映像に実際の車両で使用済みの「マスコン」(マスター・コントローラー=ハンドル)を採用。運転区間は、みなとみらい線「横浜→元町・中華街」(特急)、東横線「自由が丘→中目黒」(急行)、東横線「菊名→元住吉」(各停)、東横線「自由が丘→渋谷」(特急)の4本。5050系、Y500系、9000系の車両を選択できるほか、シミュレーターからは駅長の声やアナウンスも流れるため、走行時の臨場感を体験できる。利用時間は1回10分(整理券制)で、全7台を設置する。

 展示コーナーのNゲージジオラマは、「アマチュア鉄道模型連絡会」のメンバーが制作を手がけ、メーンの「東横線」はそれぞれ個別で制作した「自由が丘~田園調布」「多摩川鉄橋」「並木橋カーブ」などをつなぎ合わせたもの。中には東口バスターミナルなどを再現した「渋谷駅」も見られる。1960年代に運行していた玉川線と現在の世田谷線を組み合わせたジオラマや、東横線桜木町から高島町間の高架を再現したものも。

 昔懐かしい硬券切符や行先種別板などの貴重なアイテムを並べた「東急電鉄コレクション」コーナーのほか、開通80周年記念パネルを設置した撮影広場、ジオラマ作りを体験できる親子工作教室なども開設。特設ステージでは「東急電鉄クイズ大会」や鉄道系テクノユニット「スーパーベルズ」と向谷さんによるライブなども開催。

 会場には鉄道アイテムも豊富にそろう。「宮沢模型」「音楽館」「電車市場」の3ブースを設けた販売コーナーで、鉄道系ゲームソフトやNゲージジオラマ、東急電鉄写真集などを扱う。ジオラマは東急開通80周年を記念した限定商品として、同2日、3日に「鉄道コレクション 東急電鉄 旧7000系」(1,901円、4,700セット限定)、同5日に「Bトレインショーティ東急5050系」(2,100円、3,500セット限定)を販売。「東急8000系」車両解体部品の抽選販売会も同4日に行う。

 開催時間は10時~21時(3日~6日は20時まで。最終日は17時閉場)。入場料は500円(小学生以下、物販コーナーのみの入場無料)。5月7日まで。

渋谷駅などの街並みを再現したNゲージジオラマ(関連画像)東急東横線開通80周年記念 鉄道フェスティバル東横線80周年で大型「鉄道フェス」−実写版・運転シミュレーターも(シブヤ経済新聞)走る「東急5000系」目覚まし時計-LEDライトも内蔵(シブヤ経済新聞)東急旧5000系車両が携帯ストラップに-つり革マスコット付き(シブヤ経済新聞)

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