西武鉄道は、6月14日に渋谷-池袋間の新路線が開通する地下鉄副都心線の開業に伴い、渋谷駅と西武球場前駅を結ぶ直通電車を、西武ドームでの試合開催日のみ運行する方針を明らかにした。渋谷からのアクセス条件の向上で、若者客の取り込みを狙う。
直通電車は、新たに開通する副都心線と西武線との直通運転を活用し、試合当日に限り渋谷と球場を「乗り換えなし」の1本でつなぐもの。具体的には、現在小竹向原駅から西武有楽町線を経由して地下鉄有楽町線との直通運転を行っている「西武池袋線」で、副都心線から乗り入れる直通列車をドームのある西武球場前駅(狭山線)まで「延長」する。
西武鉄道ではこれまでも、西武ドームでの試合開催日には地下鉄有楽町線との直通列車を運行してきたが、副都心線の開通で池袋-渋谷間が1本につながることから、若者を含む新たな客層の動員に期待を寄せている。
直通運転は6月14日以降、西武ドームでのプロ野球試合開催日のみ、平日=往路1本、土曜・日曜・祝日=往復各1本を、それぞれ運行する。副都心線開業が近付き、東京メトロでは4月30日、同線の公式サイト上で各駅間の運行時間を分かりやすく紹介する新コンテンツを公開するなど、情報公開にも力を入れている。
東急電鉄、「新渋谷駅」を先行公開-巨大「地宙船」の全容明らかに(シブヤ経済新聞)東京メトロ、「副都心線」のダイヤを発表-6月の開業迫る(シブヤ経済新聞)東京メトロ、「副都心線」の開業日を発表-公式HPでカウントダウンも(シブヤ経済新聞)東京メトロ「副都心線」公式サイト西武鉄道