機械産業記念館「TEPIA」（港区北青山2、TEL 03-5474-6128）は4月11日、1階展示エリアの展示方法を一新し、施設名称を「先端技術館＠TEPIA」としてニューアルオープンした。

　リニューアルでは、テーマ別に先端技術のアイテムを毎年入れ替えていた展示方法を、最新の製品やサービス、技術などの「常設展示」に変更。このうち約3割の展示品を体験可能にした。技術やサービスが一新された場合は、そのたびに最新のアイテムに入れ替えていく予定。これまで3万人だった年間来場者数は、7～10万人を目標に掲げる。

　会場では、薄型ディスプレーや生活支援ロボなどを展示する「くらしとコミュニケーション」エリアをはじめ、「健康と医療」や「環境とエネルギー・資源」などの展示エリアに企業70社の81アイテムを並べる。「なるべく触れて頂き、その技術を理解してもらう」（同館）ための体験可能な展示品を要所に配置した。

　各エリアでは、金属の表面に貼ることができるICタグや、シースルー化した太陽電池など今後の展開が期待される展示品などもそろう。体験可能な展示品は、笑顔の特徴をリアルタイムで判定して「笑顔度合い」の指数を表示する「笑顔度推定技術」や、首都高速など実際の道路を3Dのバーチャル・リアリティー（仮想現実）で再現した「ドライブシミュレーターシステム」の体験スペースも。

　開館時間は10時～18時（土曜・日曜・祝日は17時まで）。入場無料。月曜定休。

先端技術館＠TEPIA