エキサイト（渋谷区恵比寿4）は4月1日、2000年から代表取締役社長を務めた山村幸広氏が今年6月下旬にも社長職を退任すると発表した。後任には、現取締役で伊藤忠商事情報産業部門の野田俊介氏が就任する。

　山村氏は、1999年1月にエキサイトのゼネラルマネージャーに就任、翌2000年6月には社長に就任した。米Exciteの経営破綻や国内でのネットバブル崩壊などを経て、差別化戦略の推進や社内体制の整備などに尽力。2004年にはジャスダック上場も果たした。入社10年目を迎えるタイミングで、後進に道を譲ることにしたという。

　後任の野田氏は、エキサイトの設立当初から責任者として経営に従事。伊藤忠ではベンチャー事業、インターネットビジネスなどのインキュベーションに携わってきた。

　社長交代の役員人事は、今年6月下旬に開催される定時株主総会での承認と株主総会後に開かれる取締役会での決議を経て正式決定する。

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