メンズブランド「soe」路面店が青葉台に-店舗設計、幾何学的に

ショップ外観。目立った装飾のないシンプルな外観は、シーズンごとにテーマカラーを変えていく予定

ショップ外観。目立った装飾のないシンプルな外観は、シーズンごとにテーマカラーを変えていく予定

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 デザイナー・伊藤壮一郎さんが手がけるメンズファッションブランド「soe(ソーイ)」の新路面店が3月29日、池尻大橋駅近くの山手通り沿いにオープンした。

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 1998-99年秋冬コレクションで東京コレクションデビューした「soe」は、ブランド名の由来にもなっている「創意(創り出す意識)」「装意(装う意識)」から生まれるシンプルで洗練されたコレクションが話題に。デザイナーの伊藤さんは、10代で渡英後、青山学院大学在学中に独学で服作りを始めた気鋭の若手。2008年春夏シーズンには海外のみで展開するシャツの単独ラインをスタートし、パリでも展示会を行うなど、活躍の場を広げている。

 山手通り沿いに開く新店舗「soe」(目黒区青葉台3、TEL 03-5457-2166)は、通りを望むウインドーにも目立ったロゴなどの装飾を一切飾らない「ミニマル」な店。2005年9月、中目黒の古民家を改装しオープンした初の直営店を、同所に移転してきた。三角形の物件を生かし「幾何学的なデザインにした」(伊藤さん)という店内(約22坪)は、服が引き立つ真っ白な空間。ウインドーに沿う壁面は黄色や赤などに色を変え、シーズンテーマを表現する。

 オープン時、店に並ぶのは「学生服」をテーマにした2008年春夏コレクション。同ブランドの中でも特に定評の高いシャツの新作に加え、ブレザーなどの学生服から着想を得たコレクションラインが店頭にそろう。

 新店舗は、「考えている世界観が強く出せる空間」と伊藤さん。今回中目黒を離れ、池尻方面に移転してきたが、「この辺りは文化人も多く住む成熟したエリア。(池尻や青葉台エリア一帯を総称した)『北中目(きたなかめ)』という言葉も聞く。こっちの方に人の流れが変わってくるかもしれない」と話している。

 営業時間は12時~20時。

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