東急電鉄(渋谷区南平台町)は4月1日より、駅係員と乗務員の制服を男女ともにリニューアルする。現在の制服は、1992年に創立70周年記念として導入されたもので、大井町線の急行運転開始(3月28日)や目黒線の延伸(6月)などを機に一新することになった。
新しい制服は、機能性を重視して動きやすい軽量のストレッチ素材を採用、ペットボトルなどをリサイクルした再生ポリエステル繊維を使用することで環境にも配慮する。作業効率アップを図るため、携行品を収納するポケットの位置や深さも見直したほか、ボタンは電気を通さない樹脂製で、ネクタイは引っ張ると外れるフック式にした。
制服のデザインは、オリンピック日本代表選手団のユニホームなどを手がけたことで知られる大矢寛朗さんによるもの。紺色を基調に、清潔感や信頼感の漂うデザインに仕上げたほか、これまでは違った男女の制服デザインを統一。ネクタイの色は、赤(冬)と青(夏)で季節の変化を表現する。
併せて、技術員の作業服も同時に一新。従来よりも鮮やかな蛍光オレンジ色の生地で視認性を高めたほか、静電気を防止する導電性繊維や色落ちや縮みの少ない再生ポリエステル繊維を素材に使用した。
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