飲食事業を手がけるエンジェルコミュニケーションズ（品川区）は2月1日、神南に輸入ワインを多く取りそろえる「ガブのみワインホール・BOCA（ボカ）」（渋谷区神南1、TEL 03-5728-8448）をオープンした。

　場所は、ファイアー通り沿いのビルの地下1階。店舗面積は約50坪。店内は天井が高く、壁一面に数百本のワインを並べたのが特徴。100人規模のパーティーや結婚式の2次会などに利用できるホールを中央に設け、カウンターや10人単位の個室3部屋も用意した。総客席数は85席。

　店舗は、これまでに国内でレストランやバーなどの店舗を10店舗以上、海外でワインバーを数店舗手がけてきた小出孝之さん（同社営業企画部長）がプロデュースした。小出さんはすでに中国でも大型ワインホールを展開しており、そのノウハウを生かし、渋谷に同形態の店舗を開いた。出店場所に渋谷を選んだ理由について、「同じような飲食業態がひしめき合っている渋谷エリアで、これまでにない形態の店舗を打ち出したかった」（小出さん）と話す。

　同店では、気軽にワインを飲んでもらうために「バー」ではなく、あくまでも「ホール」にこだわり、「ワイン版ビアホール」を目指す。「ガブのみワインホール」という店名も、「おつまみでワインをガブガブ飲んでもらう」（同）という趣旨で命名、オープンと同時に店名の商標登録も済ませた。メーンターゲット層は、30代後半～40代全般。

　提供するのは、ヨーロッパ産をはじめ、チリ・オーストラリア・南アフリカなど「ニューワールド」から仕入れたワイン約90種類。常備する約1,200本を、グラス（480円～）、ボトル（2,500円～）で提供。ビール（480円～）、カクテル（550円～）、焼酎（580円～）などワイン以外のアルコールも約30種類用意する。フードは、「自家製ピクルス」（550円）や「イタリア産サラミソーセージ」（780円）などの地中海風料理やおつまみなど約60種類。週替わりの「お薦め料理」も提供する。

　営業時間は17時～24時。