TSUTAYAグループでデジタルコンテンツ供給事業を手がけるTSUTAYA BB(渋谷区恵比寿4)は3月より、テレビ向け映像配信サービスを開始する。シャープ、ソニーなど電機大手6社が共同出資するアクトビラ(港区)と提携し、デジタルテレビ向け映像配信ポータル「アクトビラ(acTVila)」上に専用チャンネルを開設、ハリウッド映画などを含む国内外作品の動画配信事業に乗り出す。
アクトビラが3月1日にサービスを開始するビデオ・オン・デマンド配信「アクトビラ ビデオ」内に専用チャンネルを設ける。チャンネル名は「TSUTAYA TV」。サービス開始時は、劇場公開作品の予告編映像などを無料配信し、今春のサービス本格開始時をめどにハリウッド・メジャースタジオの作品を含む約100タイトルの配信を始める。作品は今後、洋画や邦画、ドラマなどの新タイトルも順次追加していく予定。
配信コンテンツは、全画面表示やハイビジョン映像にも対応する「アクトビラ ビデオ・フル」向けの映像が中心。映像配信のほか、映画や音楽、DVDのランキング情報などTSUTAYAグループ保有のデータやランキングなどの情報も提供する。
アクトビラは2006年7月、シャープ、ソニー、ソネットエンタテインメント、東芝、日立製作所、松下電器産業の6社の共同出資で設立。昨年9月には設立時の旧社名「テレビポータルサービス」を現社名に変更した。TSUTAYA BBもアクトビラと同じ2006年7月設立。TSUTAYグループでコンテンツ調達や動画処理、ビデオ・オン・デマンド事業などを手がける。