日本サムスン(港区)は2月6日、渋谷ハチ公前交差点の一角にある「渋谷駅前ビル」(渋谷区道玄坂2)屋上に4年以上にわたり掲出してきた大型広告塔「Samsung Wave(サムスン ウエーブ)」を2月11日で消灯し、撤去作業に入ると発表した。
波打った独特のデザインが特徴の「サムスン ウエーブ」は、日本サムスンの親会社で韓国の大手家電メーカー「サムスン」が2002年5月23日に設置。電飾、ロゴ(同社)、電光掲示板の3パーツからなる構造で、電光掲示板でサムスンの製品の紹介や短信ニュース、世界の時間、天気予報、スポーツニュースなどを配信してきた。大きさは、高さ=15メートル、幅=31メートル。
「固定観念にとらわれない造形的感覚」や「渋谷の街との調和」をコンセプトに設計された同広告塔は、2002年日韓ワールドカップの年に日韓交流の気運を高めることや、同社ロゴマークの認知拡大を目的に現在の場所に設けられた。2003年には、建築物と周囲の景観との調和がとれた、親しみを感じさせるデザインの広告物として、東京屋外広告協会主催の「東京屋外広告コンクール」会長賞を受賞している。
同11日の消灯後、撤去作業を約1カ月かけて行う。
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