渋谷「シネマライズ」(渋谷区宇田川町、TEL 03-3464-0051)で2月2日より、人気のアーティストの「今」を追ったドキュメンタリー映画、「≒(ニア・イコール)」シリーズの第5弾「≒草間彌生~わたし大好き~」(松本貴子監督、配給=B.B.B.inc.)が公開される。
ニア・イコールシリーズは、これまでに写真家の森山大道さん、現代美術家の会田誠さん、彫刻家の舟越桂さん、日本画絵師の天明屋尚さんら、日本を代表する芸術家が名を連ねる。今回の第5弾は、60年代のニューヨークアートシーンで活躍した前衛芸術家の草間彌生さんをフィーチャー。彼女の日常や創作活動を約1年半にわたって追い続け、最新作が完成するまでの制作過程を定点カメラでとらえた映像なども収めている。
映画タイトルにも含まれる「≒(ニア・イコール)」は、「近似値」「大まかには等しい」といった意味で、「映像に記録できるのはあくまでも物事の表層的な部分に過ぎず、ドキュメンタリーとはいえ結局は作り物に過ぎない」という姿勢を表しているという。
同作品を鑑賞した草間さんは「わたしは自分の芸術や求道についての映画を見て、心の底から涙に泣きぬれていた。なんという感激の芸術の道程。命への伝記的映画。…いつも、いつも『わたし大好き』」とコメントしている。
同作は、シネマライズほか全国順次ロードショー
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