昔ながらの味とコラーゲンが特徴のオリジナルシューマイ「豚足焼売」を提供するシューマイ専門店「美肌調整所」(渋谷区宇田川町、TEL 03-6803-1418)が話題を呼んでいる。
昨年11月、渋谷・井の頭通り沿い「ペッパーランチ渋谷西店」跡にオープンした同店は、もつ焼きチェーン「もつやき処 い志井」などの飲食店経営を手がけるい志井グループ(調布市)の新業態・FC(フランチャイズ)1号店。プロデュース、メニュー開発は、同グループ出身で著名料理人・張千代さんを母に持つ張英樹さんが担当し、シューマイのほか豚足をアレンジした独自メニューを多数そろえた。
昔ながらのやわらかい食感が特徴の「豚足焼売」は、カレー味と塩味タイプの2種類(各4個入り=350円)。独特の食感とジューシーさを生かした「豚足焼売バーガー」(300円)も、カレー味・塩味の2種類を提供する。両メニューはテークアウトも可能で、シューマイは持ち帰り用の15個入り(各1,350円)も用意した。
豚足料理はいずれも「中国の香料などで独自の下処理をした」(同店広報担当者)豚足を使用。ほかに、豚足のすねを煮込み専用のたれとにんにくチップで食べる「コラーゲン刺」(350円)、バジル味を効かせた「美肌用豚足」(350円)、別料金でコラーゲンボール(75円)を加えることもできる「豚足ワンタンスープ」(350円)などを提供する。野菜は「ゆでキャベツ」(200円)、「セロリのピクルス」(350円)など。
アルコールはビール、紹興酒各種をはじめ、ワイン(赤・白ともにグラス=350円~)も提供する。オリジナルの「プーアル茶のゼリー」(350円)をはじめ、スイーツは3種類。ランチ(15時まで)はめん類や丼メニュー(850円~)を提供。客単価は1,200円~1,300円を見込んでいる。
同店が入居する井の頭通り沿い「渋谷ブラザービル」で、今回の店舗をはじめ、カフェ「プロント」などのFC店舗を複数経営する京徳(宇田川町)の石田瑞貴・社長室総括マネージャーは「(同社の)オーナーが代わり、新業態に挑戦することになった。オープン後女性客が列を作る光景も見られるようになった」と、出店の経緯、客層などについて説明する。
同店が出店する前に1階~2階で経営していたFC店「ペッパーランチ」は全国でも1位、2位を争う超人気店だったといい、心機一転、女性をメーンターゲットに据えた「焼売専門店」に衣替えしたかたちだ。2階には、い志井グループの別業態FC店「東京ハヤシライス倶楽部」(TEL 03-3464-2098)を同時期に出店した。1階、2階にそれぞれオープンした新店舗で、新規顧客の開拓を目指す。
営業時間は11時~24時。