「DIESEL DENIMM GALLERY AOYAMA(ディーゼルデニムギャラリー青山)」(港区南青山6、TEL 03-6418-5323)は12月7日より、店内のギャラリー空間でスウェーデン出身のアーティスト、PMKFAと日本人建築家、松原慈さんによる合同展「Probarious」を開催する。
ヨーロッパでの活動を経て、現在は東京を拠点に活動するアーティストMicke ThorsbyさんのソロプロジェクトであるPMKFAは、雑誌やCDジャケットなどの作品提供をはじめ、オリジナルの衣服レーベルも立ち上げるなど、主にグラフィックの分野で幅広い活動を展開。今回の企画展テーマである「Probarious」シリーズでは、今年に入りすでに2回の展覧会を東京、バルセロナの各会場で開催。7日から始まる3度目の展示では日本人建築家と組み、その世界観を披露する。
タッグを組むことになった松原慈さんは、2002年に自身と同じくロンドンでの留学経験を持つ有山宙(ひろい)さんと、クリエーティブユニット「assistant」を結成。実験的な手法で空間・建築をはじめインタラクティブ、現代美術などの領域で活躍、国内での作品発表のほか、海外プロジェクトの依頼も多い。
同展では、今回の企画でグラフィックから立体へと表現の幅を広げたPMKFAの作品に、松原さんが独自の解釈を加え、先鋭的なコラボレーションが実現。ギャラリーでは主に、作品を宙につるすかたちで展示。会期中は、店内での商品購入客に先着限定でPMKFAオリジナルのネックレス(なくなり次第終了)を進呈する。入場無料。来年2月3日まで。
同店は今年9月に代官山から移転オープン。2フロアの店舗は、伊デニムブランド「ディーゼル」の同店オリジナルラインを扱うだけでなく、各フロアともギャラリー空間として機能し、定期的に異なるアーティストによる展示を行っている。2階ギャラリーではオープン後第1弾として、渋谷の地下ギャラリー「NANZUKA UNDERGROUND」がキュレーションを担当し、グラフィックアーティスト佃弘樹さんの個展を開催した。