看護婦や警備員などのコスプレに身を包んだ中国雑技団メンバーが突如現れ、全身を使ったさまざまな組み方で「人サンゴ」を披露するゲリラパフォーマンスが12月2日、原宿「YMスクエア」前で行われた。
パフォーマンスは、環境破壊が進み減少が問題となっている沖縄のさんご礁保全を目的に、ポータルサイト「goo」が企画したSNSプロジェクトの一環として行われたもの。「gooホームプロジェクト」と題した同企画では、専用ページ上で仲間を募り、30人が参加するごとに1本(1群体)のサンゴが沖縄の海に植えられていく仕組み。参加者はgooホームの会員に新規登録(無料)するか、専用のブログパーツを取得するだけで、サンゴの植苗にオンラインから協力できる参加型企画だ。
同2日に行われたゲリライベントでは、ブログパーツにも登場し、プロジェクト参加者が増えるごとにネット上でサンゴを増殖させる「人サンゴ」キャラクターを、リアルの人間で再現。朝から夕方まで数回にわたりパフォーマンスを披露し、通行人らの注目を集めた。
人サンゴに扮したのは、柔軟な体と難易度の高いバランス技などで知られる中国雑技団のメンバー10人と、エキストラスタッフ20人。サイトの設定と同様にさまざまなキャラクターに扮した人サンゴが突如赤いじゅうたんを敷き始め、メンバーの上に乗ったり、逆立ちの姿勢になったりしながらカラフルなリアル「人サンゴ」を披露。途中、周辺への練り歩きなども行いながら、プロジェクトをアピールした。
gooホームプロジェクトでは今回のプロモーションを通じ、活動の口コミ効果を狙うほか、専用サイトのトップページでは登録者の記事などを集めて紹介、サンゴ礁を植え付ける様子や植苗を終えたサンゴ礁などの様子も紹介し、参加者を募る。サンゴ植苗の目標は1万本。