ヨーロッパや米国から買い付けてきたユーズド品を、古着店やデザイナーら「プロ」向けに販売する古着卸店「サルバドール」(渋谷区神宮前6、TEL 03-5468-1217)が本格オープンした。
下北沢などで人気ビンテージ・アンティーク店を運営するヘイトアンドアシュバリー(世田谷区)が、「新形態」の古着店として開いた。販売目的だけでなく、デザイナーの発想源、サンプル品としての需要も高まっているユーズドアイテムに着目し、古着を中心とした200種類以上のアイテムを、低価格で販売する。
既存の古着卸店と違うのは、大量のユーズド品が巨大倉庫にそろう国内外の「ウエアハウス」などに比べ、立地面での利便性が高く、小ロットからの買い付けも受け付ける点。原宿エリアにある広さ約28坪の店内には、1900年代~の希少なビンテージ品やデッドストックなども含むユーズド品が所狭しと並び、バイヤーやデザイナーなどのアパレル関係者は目的別に好きなアイテムを1点から購入することができる。
同社では、長年古着店を営んできたノウハウを生かし、「ファッション業界のプロのニーズに応えたいと考えた」という。プロ向け古着店として、既存の下北沢、新宿店とは扱う商品も「別軸」でとらえている。商品は今後、週に2~3回の頻度で入荷し、具体的な要望があれば在庫確認にも対応するという。
価格帯は、ジャケット=1,500円~、ドレス=2,000円~、ブーツ=2,000円~、バッグ=1,000円~、ニット・パンツ・シャツ・スカートなど=各500円~、小物など=300円~ほか。
営業時間は10時~18時。入場は予約制。