伊藤忠商事は11月8日、裏原宿のストリートファッションブランド「MADFOOT!(マッドフット)」の商標権を取得し、今後シューズなどの雑貨販売を視野に入れたブランド展開に乗り出すことを明らかにした。同グループの生産ノウハウやネットワークを生かし、日本発のグローバルブランドに成長させる。
MADFOOT!は2001年、裏原宿エリアのフットウエアショップ店長だった今井タカシさんらが共同でスタート。日本のスニーカー・カルチャーをけん引し、国内外の複数のブランドやアーティストともコラボレーションを展開。実用的なモデルを採用しながらも、商品はポップカラーやパステルなどの配色も目立ち、存在感のあるデザインが特徴。
伊藤忠は「日本国内でもコアなスニーカーマニアの支持を得ている」としてブランドの独自路線を評価。手始めとして11月中旬より、全国の靴専門店やセレクトショップで2008年春夏商品の店頭販売を開始し、来シーズン以降は取り扱いアイテムを周辺雑貨に拡大、対象市場もアメリカ、アジア地区まで広げていく方針。
スニーカー価格は、従来の12,000円(上代)中心から、新規に6,000円~15,000円へと幅を広げ、バリエーションのあるアイテムをそろえる。初年度5億円、3年後の2010年度には、国内外を合わせ20億円(上代ベース)の販売を目指す。