渋谷駅南口ロータリー近く、飲食店などが入居する商業ビルの7階に10月30日、現役のプロベーシストらが手がけるミュージックバー「7ef(ナナエフ)」(渋谷区道玄坂1、TEL 03-5458-5689)がオープンした。
バーは、同場所(現「香山ビル」)で1927年より中華料理店「龍王亭」(20年前に閉店)を営んでいたビルオーナー関係者の琴谷さんと、プロベーシストの工藤緑矢さんが共同で開いた。工藤さんはSMAPや加山雄三さんなどのライブステージメンバーとして活躍するかたわら、レコーディングやテレビ、PVのバンドメンバーなど各方面で活躍する現役ミュージシャン。
出店に至ったのは、同ビル7階を自身の仕事場として使っていた琴谷さんが、同級生だった友人の工藤さんと「渋谷にも大人が音楽を気軽に楽しめる場所がほしい」という話になったのがきっかけ。「それならこの場所をそうしてしまおう」と意気投合し、店を共同経営するかたちで出店にこぎつけた。
店名はビルの7階(=7F)から命名。白とウッドを基調にした広さ約50平方メートルの店内には、ステージエリアと客席空間、バーカウンターを設けた。ギターアンプやドラムセットなどバンドライブに必要な設備のほか、ターンテーブルやCDJも備える。通常は音楽好きなどが集まるバーとして営業し、情報交換やジャムセッションの場として開放するほか、今後は二次会などでのイベント貸し切りなど「大人の遊び場としても利用してもらいたい」(琴谷さん)という。
バーでは「本格手作りシューマイ」(600円)、「生春巻き」(600円)などのフードメニューに加え、ビール各種(600円~)やいも焼酎(600円)などのアルコール類を提供する。オープニングパーティーには、工藤さんを慕う共演者ら多くのミュージシャンが駆け付け、飛び入りでライブを行うなどで開店を祝った。
営業時間は18時~24時。