アパレル大手の三陽商会（新宿区）は11月3日、渋谷・キャットストリート沿いに婦人ファッション雑貨ブランド「アン プリュス アン」初の路面店をオープンする。

　今秋デビューした同ブランドは、パリのアパートに2人で住む女の子の「遊び心」ある世界観がテーマ。20代～30代の女性をターゲットとし、デビューシーズンとなる今季は有楽町、横浜、川崎の丸井各店に出店している。

路面店「アン プリュス アン ル ド シャット」（渋谷区渋谷1、TEL 03-3498-3158）は宮下公園からも近い渋谷・キャットストリート沿いに地上1階・地下1階の2フロアで開く。店舗面積は約248平方メートル。店舗はブランドコンセプトをそのままに、独自の世界観でリノベーションを加えたパリの古いアパートをイメージ。2人が共有する「リビング」を1階に配し、地階にはそれぞれの「部屋」を再現。店舗デザインは、人気アクセサリーブランド「e.m.」を展開するイー・エム・デザインが手がけた。

　商品は、オリジナルの「アン プリュス アン」を中心に、自社ブランド「スマッキーグラム」や「ジョアンナ・ホー」のウエア、雑貨も一部取り扱う。2007年秋冬シーズンの価格帯は、バッグ＝7,140円～61,950円、アクセサリー（ネックレス、チャーム、リングほか）＝1,890円～18,900円、ポーチ、マフラー、帽子などの雑貨類＝3,990円～14,700円。

　同社は今後渋谷路面店を基点とし、丸井やファッションビルを中心に初年度10店舗を出店、売り上げ10億円（小売価格）を計画している。

三陽商会（アン プリュス アン）