デジタル映像管理システムのアイ・ビー・イー(千代田区、以下「IBE」)は10月15日、渋谷エリアで街頭ビジョンを運営するシブヤテレビジョン(港区)を株式交換で完全子会社化すると発表した。
シブヤテレビジョンは1998年設立。ハチ公口スクランブル交差点・三千里薬局(渋谷区神南1)やタワーレコード渋谷店(神南1)、センター街・ABCマート(宇田川町)など渋谷エリア7カ所に中型の街頭ビジョンを設置し、各ビジョンのネットワーク放映を軸に、CMやプロモーションビデオ、映画情報などの広告媒体事業を手掛けている。
IBEは今年4月にシブヤテレビジョンの株式51%を取得、両社の持つノウハウ共有で新たな事業分野の開拓に乗り出した。株式交換では「さらなる業容拡大と事業基盤の拡充が期待できる」(IBE)と判断。12月に開く臨時株主総会で承認を経た後に、来年1月31日付けでシブヤテレビ1株に対してIBE株2.15株を割り当て交付する。
シブヤテレビジョンは今年9月、業務拡大を図るため本社機能を移転。来年4月には持株会社制に移行し、効率的な事業運営体制の確立に乗り出すIBEグループの完全傘下に入ることで、グループ全体の連結業績の向上、事業基盤固めを進める。