半世紀にわたり同じ製品を作り続けた「工場」の工具や機械部品を集めた企画展「2007.東京.町工場より」が10月12日より、渋谷・ロゴスギャラリー(渋谷区宇田川町、渋谷パルコ・パート1地下1階、TEL 03-3496-1287)で開催される。
今年6月に廃業した都内の町工場を取り上げ、工場から出た廃品の一部を自由な発想で紹介。2004年より3年にわたり同ギャラリー開催され好評だった「印刷解体」展(昨年で終了)でタッグを組んだ古書店「日月堂」が協力し、国内外でもアートピースとして注目される「廃材」にスポットライトを当てる。
展示するのは、解体直前の町工場で撮影した総数およそ300カットに上るデジタル写真をはじめ、ペンチやレンチ、スケールなどの工具、機械部品など。ギアや歯車などの部品のほか、用途不明の部品類も「作品」として紹介。展示作品は「フォルムの美しさから厳選した」(同ギャラリー)という。
会場ではほかに、機械のマニュアルやカタログ、建築関連書、工場・廃墟関連書籍なども併せてラインアップ。展示品や書籍は販売も行う。入場無料。10月22日まで。