気鋭アーティスト佃弘樹さんが「幻視力」をテーマに初個展

©Hiroki Tsukuda

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 若くしてファッションやレコードジャケットなどのアートワークを手がけるなど、精力的に活動するアーティスト、佃弘樹(つくだ・ひろき)さんの初個展「幻視力」が9月15日より、渋谷のコンテンポラリー・アートギャラリー「NANZUKA UNDERGROUND(ナンヅカアンダーグラウンド)」(渋谷区渋谷2、TEL 03-3400-0075)で開催されている。

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 佃さんは1978年香川県生まれ。武蔵野美術大学映像科を卒業後、東京を拠点に活動を続けている。独特の構図やモチーフと繊細で力強いタッチから生み出される作品は、70~80年代に流行したロボットアニメーションや SF 作品 などを支持する若者にも支持される。

 デビュー展となる同展のテーマは「幻視力」。佃さんが「敬愛する」というドイツ人画家・彫刻家マックス・エルンストの言葉を引用。シュルレアリスム(超現実主義)を代表する作家として名を残したエルンストと同様に、人間の「視覚認識」に対する疑問を作品にぶつけた。

 1年以上の準備期間を経て制作したオイルペインティング4点と仮面5点、版画作品約10点を発表。関連企画として、今月4日南青山にオープンした「ディーゼルデニムギャラリー青山」(港区南青山6、TEL 03-6418-5323)2階ギャラリーでも、巨大なインスタレーション作品や映像作品を公開している。入場無料。10月14日まで。

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