エキサイト(渋谷区恵比寿4)は9月3日、自社ポータル「エキサイト」内で広告アイデアを投稿・販売できるサイト「オシウリ」を公開した。
サイトは、広告代理・マーケティング会社のデザインバーコード(恵比寿西1)と共同で立ち上げた。デザインバーコードとエキサイトは今年2月に資本提携、エキサイトがデザインバーコードの発行済み株式のうち14.5%を取得し、共同事業に向けて準備を進めてきた。
新たにエキサイトのサービスに加わった「オシウリ」は、昨年デザインバーコードが立ち上げた広告アイデア専門の「通販サイト」。これまでにもサイトを通じユニークな広告アイデアを募集、実際に購入を決めた企業などにアイデアを販売するサービスを提供してきたが、リニューアルで新機能を追加した。
新機能は、月に1社のペースをめどに特定の企業からの「課題」を発表、課題に沿った広告アイデアを募り、優秀者のアイデアを実際に採用するオープン・ブリーフィング機能。第1弾はアディダスジャパン(新宿区)のランニングシューズと新コレクションのティザー広告、エイベックス・エンタテインメント(港区南青山3)所属アーティスト「Jackson vibe」の各広告アイデアを募集する。
サイト上に掲出するのは、デザインバーコードの審査を通過した作品のみ。ユーザーはあらかじめ、スライドショー形式、フラッシュムービー配信の2種類からプレゼン手法を選択。販売価格は作者自ら設定できる。エキサイトへのサイト移管で、投票やコメント、トラックバックなどのコミュニケーション機能も追加したほか、デザインバーコード公式ブログも開始した。
デザインバーコードは、大手外資系広告代理店のクリエーター有志が中心となり2004年7月に設立。「波」「ラーメン」「雨」などの形をかたどった実際にも使えるバーコード「デザインバーコード」を発表し話題を集めた。