イタリア家電ブランド「デロンギ」を国内販売するデロンギ・ジャパン(千代田区)は9月8日、代官山にイタリアンレストランとバールを併設した初の直営店「De'Longhi's TOKYO(デロンギーズ トーキョー)~LIFE STYLE CENTER~」(渋谷区猿楽町)をオープンする。
1970年代に家庭用暖房器具メーカーとしてブランドを正式発足したデロンギは、1980年に米国市場へ進出。欧州各国やアジアにも進出するとともに企業買収を進め、調理器具やアイロン製品なども扱う総合家電メーカーに成長した。本国やイギリスではキッチン用品大手として人気も高く、日本でも2005年「表参道ヒルズ」内に開業した「新生銀行 デロンギカフェ」(本館地下3階)が話題を集めた。
新店は、旧山手通り「代官山交番前」交差点近くに開く。店舗は、本格イタリアンを提供するダイニング・レストラン(1階)と、テラス席を併設したブルスケッタバール、ショップ(ともに2階)などで構成。コンセプトデザインは著名ブランドにも靴やテキスタイルなどのデザインを提供するダヴィデ・ピッツィゴーニさんが手がけた。店舗面積は373.3平方メートル。
1階ダイニングでは伊ベネト州出身のシェフが本格イタリアンを提供。ソファ席を含め68席を用意し、グランドピアノを置いたステージでは生演奏も楽しめる。2階ブルスケッタバールは、イタリアンの軽食やコーヒーなどを提供するカフェ・バー。オープンエアーの店内には最大32席を設ける。
2階には、家電製品や暖房器具などの自社製品をそろえるショップも開設。最新の商品をいち早く展示するなどショールーム機能も兼ねるという。2階奥の多目的ルームはプライベートダイニングや料理教室としても開放する予定。世界でも初となる単独路面店の開設で、ブランド認知拡大を目指す。
営業時間は、イタリアンダイニング=12時~14時30分(ランチ)、15時~17時30分(ティータイム)、18時~23時(ディナー)、ブルスケッタバール=11時~22時、ショップ=11時~19時。