ボサノバ界を代表する歌手のライブ、インタビュー映像などを通じ、ボサノバの歴史をひも解くドキュメンタリー映画「ディズ・イズ・ボサノヴァ」(パウロ・チアゴ監督、配給=ワイズポリシー)のロードショー公開が8月4日、渋谷「Q-AXシネマ」(渋谷区円山町、TEL 03-3464-6277)ほかで始まる。
1950年代、ブラジルの海岸地域に住む若手音楽家らが生み出したとされるボサノバは、心地よく洗練された「新感覚」のサウンドが支持を集め、世界に広まる。同作では、数々の名曲を手がけ70歳を超えた今も精力的な活動を続ける巨匠、カルロス・リラさんと、作曲家・編曲家として「創世記」からボサノバに携わってきたホベルト・メネスカルさんを共同プロデューサーに迎えた。
ドキュメンタリーでは、プロデューサー両人がボサノバゆかりの地を「再訪」、キャリア開始当初のエピソードや思い出を語るほか、代表曲「アマゾナス」などで知られるジョアン・ドナートさんや、クラブシーンでも活躍するシンガー、ジョイスさんら20人以上のボサノバアーティストが登場。評論家らのインタビューも交え、ボサノバを「解説」していく。
渋谷「Q-AXシネマ」では公開初日、10時の回(上映後)と18時30分の回(上映前)の2度、カルロス・リラさんらの舞台挨拶を行う予定。