トランスコスモス(渋谷区渋谷3)は8月2日、ファブリカコミュニケーションズ(愛知県名古屋市)が運営する動画投稿サイト「ムービーキャスター」を買収し、グループ会社アスクドットジェーピーが今後の運営を請け負うことで合意したと発表した。
同サイトは、ファブリカコミュニケーションズの消費者向け主力サービスの一つとして2005年8月にサービスを開始。ブログやメール向けの関連サービスも含め、ユニークユーザー数は月間平均約3,000万人、動画投稿数は月間約4万件に上る。トランスコスモスは、買収により動画サービスのシェアを大幅に引き上げることで、2008年までにグループで売り上げ3億円を目指すという。
トランスコスモスを通じ今回アスクドットジェーピーが吸収したのは、共有サイト「ムービーキャスター」をはじめ、動画ブログなどで利用できる変換配信サービス「らくちんFLVメーカー」、動画メールサービス「ドウガメール」の3つ。自社サービス「Askビデオ」を合わせ、同市場でのシェアはYouTube、ニコニコ動画に次ぐ国内最大規模になるとみられ、グループでは今後新たな広告商品の開発にも注力する方針。