セルリアンタワー東急ホテル(渋谷区桜丘町、TEL 03-3476-3000)は9月上旬、高級客室などがある高層階をリニューアルオープンする。
35階~37階のエグゼクティブフロアで既存客室を改装するほか、高級客室を従来の約2倍まで増やし、ビジネス目的で宿泊する外国人エグゼクティブや国内富裕層の取り込みを強化する。客室増加に伴い、35階「エグゼクティブサロン」も増床する。
エグゼクティブフロア(35~37階)は、スイートルームを除く全客室で室内の表層改装を行い、家具・備品類も拡充。エグゼクティブフロアの下層に位置するスカイビューフロア(25階~34階)のうち、上層の33階と34階は、「タワーズフロア」として全面改装し、高級客室を増やす。
改装するのは、33階・34階の一般客室46部屋。タワーフロア新設にあたり、客室内装や廊下の表層も刷新する。既存のエグゼクティブサロン(35階)は、客室3部屋分にあたる約108平方メートルを増床に充て、従来の約2.5倍に拡大。ミーティングルームやライブラリーを併設し、飲食サービスも提供する。
リニューアル後の高級客室数は、エグゼクティブフロアの46部屋(3部屋減)と新設の46部屋を合わせた92部屋。改装では総工費=約1億6,000万円を投じる。都内ではザ・リッツ・カールトン東京などの外資ホテル進出をはじめ、既存ホテル各所でも大型改装が相次ぐ中、ビジネス、レジャー目的のいずれも利便性の高い立地性を生かし、客単価の引き上げで売上増加を目指す。