タワーレコードのグループ会社で音楽配信事業を手がけるナップスタージャパン(渋谷区桜丘町)は7月24日、NTTドコモが提供するモバイル向けサービス「うた・ホーダイ」の対応サイトでユーザーの嗜好に合わせ曲目を推薦する「レコメンド・エンジン」を導入した。
昨年10月に月額定額制の音楽配信サービスをスタートしたナップスターは、ドコモの「うた・ホーダイ」サービス開始と同時に携帯端末向けの定額配信サービスに参入。月額1,980円の既存コース「ナップスター・トゥー・ゴー」の機能を拡張するかたちで利用できる専用サイト「ナップスター♪♪♪No.1」では、モバイル向けに30万曲以上をラインアップしている。
新たに導入したのは、米MediaUnbound社のパーソナライズ技術で、日本を含む世界5カ国のナップスターのPCサイトですでに導入済みのレコメンド・エンジン。ユーザーのダウンロード履歴やログ解析などを通じ、各利用者の好みに合ったアーティストや楽曲を表示する。同エンジンをモバイル向けに導入するのは日本が初。
レコメンド・エンジンが稼働するのは、10曲程度の楽曲リストを自動生成する「今日のドンピシャ!」や、個々のページに設けた「この曲に近い曲を見る」ボタンなどのクリック時。ナップスターでは、音楽アナリストらによる独自編集コンテンツも展開しているが、パーソナライズ機能を組み合わせることで利便性を強化する狙い。