ブックファーストや山下書店など渋谷の書店8店舗で7月21日より、若者に向けたブックフェア「渋谷発!大人になる前に読む感動本フェア」が開催される。
夏休み企画として渋谷の各書店と著名人が若者向けの「1冊」を推薦。会期中は参加書店各店に専用コーナーを向け、若い世代に「本を読む楽しさ」をアピールする。フェアの企画は、映画やTVドラマの原作本などを出版するリンダパブリッシャーズ(港区)が手がける。
参加店舗は、「ブックファースト渋谷店」(渋谷区宇田川町、TEL 03-3770-1023)、「紀伊國屋書店渋谷店」(渋谷東急プラザ5F=道玄坂1、TEL 03-3463-3241)、「大盛堂書店渋谷駅前店」(宇田川町、TEL 03-5784-4900)、「SHIBUYA TSUTAYA」(宇田川町、TEL 03-5459-2000)、「リブロ渋谷店」(宇田川町、TEL 03-3477-8736)、「山下書店渋谷東口店」(渋谷2、TEL 03-3498-0556)、「青山ブックセンターHMV渋谷店」(宇田川町、TEL 03-5428-1775)、「文教堂書店渋谷店」(渋谷1、TEL 03-5468-2431)。
著名人では、藤井フミヤさんがマンガ家・手塚治虫の随筆集「ガラスの地球を救え!」(光文社刊)、俳優の寺脇康文さんが重松清さんの「その日のまえに」(文藝春秋刊)などを推薦。女優の板谷由夏さんは、吉本ばななさんの長編小説「アムリタ」(上下巻、角川文庫)を選んだほか、ドラマ「のだめカンタービレ」でも注目を集めた上野樹里さんは、テレビ番組で自らストーリーの一部を朗読したというアレックス・シアラー作「青空のむこう」(求龍堂刊)を推薦している。
今回のフェアでは、参加書店も1冊ずつ本を選びフェアに参加。同フェアを企画したリンダパブリッシャーズの担当者は「新刊以外でおすすめの本を選んでもらった」と話す。青山ブックセンターHMV渋谷店は、藤原新也さんの「メメント・モリ」(情報センター出版局刊)、ブックファースト渋谷店は「アルジャーノンに花束を」(ダニエル・キイス著、早川書房刊)、リブロ渋谷店は「野火」(大岡昇平著、新潮文庫)をそれぞれセレクトした。
会期中の推薦本購入者にはオリジナルトートバッグを進呈する。8月31日まで。