キャラクター玩具販売のエンジン(中央区)は7月14日、渋谷公園通りの直営ストア「ブリスター」(渋谷区神南1、TEL 03-6415-3106)1階に映画「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」の1日限定フロアを開設する。
近く発売予定のシリーズ第7巻で存続を願う嘆願書が出されるなど、世界的にも話題のファンタジー小説「ハリー・ポッター」(原作=J・K・ローリング)シリーズ。日本での公開を同20日に控えた映画最新作の「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」は、米国で11日公開初日の興収が北米新記録を樹立するなど、シリーズ最高傑作との呼び声も高い。
日本では伊勢丹新宿店で「ハリー・ポッターの世界展」が同11日から始まっているが、玩具店で大規模なイベントを開くのは同店が初。ブリスター1階の特設コーナーを中心に、国内外メーカーのハリー・ポッター関連商品を一堂に並べ、先着で限定フィギュアを無料プレゼントする。
限定フィギュアは、ハリーを忠実に再現した先着1,000人の組み立てミニキット「バスト・アップス」シリーズ(ジェントル・ジャイアント社製、高さ約7センチ=写真)と、先着400人の「シリウス・ブラック」アクションフィギュアサンプル(ネカ社製、高さ約18センチ)。いずれも「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」の公式シリーズで、ハリーのフィギュアは非売品。
同店では、各種フィギュアのほか、劇中に登場する杖などのレプリカ商品やペンダントなどのアクセサリー類なども販売し、「国内最大級の品ぞろえになる」(同社)という。店内ではポスターの掲出や映画の予告編上映なども実施し、1日限りのイベントを盛り上げる。
映画関連ではこれまでにも、スターウォーズやスパイダーマンの限定イベントで千人以上の行列ができたこともあるブリスター。同社担当者は「ハリー・ポッターのイベントは初めて。当日は女性客の姿も多く見られるのでは」と話している。
映画「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」は同20日より全国ロードショー公開。14日からは全国のワーナー・マイカル系列で先行上映される。渋谷エリアでは、「TOEI2」(渋谷1、TEL 03-5467-5774)と「渋谷シネパレス」(宇田川町、TEL 03-3461-3534)で公開。配給はワーナー・ブラザース映画。