Bunkamura「ル・シネマ」（渋谷区道玄坂2、TEL 03-3477-9264）は7月14日より、フランスの女優カトリーヌ・ドヌーヴさんの特集上映を行う。

　上映は、同劇場で公開中の映画「マルチェロ・マストロヤンニ 甘い追憶」の関連企画。同作は、生涯160本もの作品に出演したイタリアの名優、マストロヤンニを追ったドキュメンタリー作品。マストロヤンニは数々の共演女優と「浮き名」を流したことでも有名で、約3年間交際したドヌーヴさんとの間には娘キアラさんがいる。

　同館では「マルチェロに愛された女（ひと）カトリーヌ・ドヌーヴ」と題し、ドヌーヴさんの代表作3本を特集上映する。カンヌ国際映画祭でグランプリを受賞したジャック・ドゥミ監督の「シェルブールの雨傘」（1964年）は、結婚を誓い合った二人が戦争によって離ればなれになるミュージカル作品。同じくミュージカル作品の「ロシュフォールの恋人たち」（1965年、ジャック・ドゥミ監督）では、海辺の町に住む美人姉妹の恋模様が描かれる。

　特集では、ドヌーヴさんが人目に隠れて娼婦宿に通う人妻役を演じたセンセーショナルな作品「昼顔」（1966年、ルイス・ブニュエル監督）も上映。入れ替え制で入場料は1,200円。7月20日まで。

Bunkamura「ル・シネマ」映画「マルチェロ・マストロヤンニ 甘い追憶」（公式サイト）