米デザイン家電「シャーパーイメージ」、渋谷ココチに旗艦店

迷路のような店内の様子。縦長の空間に「ミュージアムショップ」風に商材が並ぶ

迷路のような店内の様子。縦長の空間に「ミュージアムショップ」風に商材が並ぶ

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 三井物産(千代田区)は7月11日、渋谷に米デザイン家電ブランド「シャーパーイメージ」のオンリーショップを開設した。2005年から同ブランドを国内独占販売する同社がリアル店舗を開くのは今回が初。同店を旗艦店に位置づけ、今後日本でのブランド認知につなげたい考え。

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 店舗は、明治通沿いの商業施設「cocoti(ココチ)」(渋谷区渋谷1)6階のインテリア店「ヴァイスヴァーサ」(TEL 03-5464-1110)内にコーナー展開するかたちでオープン。広さ約10坪の売り場には黒を基調にした「迷路」のような空間に、主力商品の空気清浄機やオーディオ関連機器のほか、日本ではまだ認知の低いキッチン用品などの商材も並べた。

 店がオープンしたココチ6階の「ヴァイスヴァーサ」は、インテリア・雑貨チェーン「アントレックス」(本社=新宿区)の主力業態で、渋谷店は6階フロア全体を活用した広々とした空間も特徴。国内外のデザイン家電や雑貨を扱ってきた同店では、これまでにもシャーパーイメージの商品を展開してきた経緯もあり、今回のインショップ展開が決まったという。

 三井物産コンシューマーブランド事業部マーケティング第2部兼営業2部の隈康博部長は「これまではネットやテレビなどの通信販売に販路を絞ってきた。ブランドの『世界観』を発信するには、実際に商品を並べた空間が必要と考えた」と出店の背景を説明する。「一歩一歩足を止めて商品を見てほしい」との思いから遊び心のある「迷路」のような空間を考えた。

 エスカレーター正面に出現したインショップは、ブランドロゴの描かれた外壁で店内が見えないようになっている設計。脇の入り口から入ると、「ジクザグ」の形になった縦長の空間に次々と商品が現れる。全米で累計250万台以上を売り上げたという空気清浄機「イオニックブリーズMIDI」(36,750円)やiPod向けのスピーカー各種をはじめ、自動缶切り機やスケートボード風の遊具、自動で回転するCDラックなど、ユニークな仕掛けやデザインを楽しめるアイテムもそろえた。

 オープン当初の展開アイテム数は、今後発売する商品も含め約50アイテム。ユーザー動向を見ながら順次商材を入れ替えていくという。男性客を中心にギフト需要の女性客も取り込んでいく狙い。今後は全国に店舗を持つ「ヴァイスヴァーサ」との提携を強化するとともに、インショップ展開で出店を加速する計画。

 営業時間は11時~21時。

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