7月8日に閉幕した仏パリ「JAPAN EXPO(ジャパンエキスポ)2007」のメーンステージで同7日、ラフォーレ原宿(渋谷区神宮前1)が大規模なファッションショーを行い、「HARAJUKU」発の東京ファッションを披露した。
日本の先端文化を広める目的で1999年に始まった同エキスポには、例年5万人以上が来場し、日仏の企業やクリエーターらが親交を深める。主催側の発表によると、今年の累計来場者数は3日間で過去最大の8万5千人に上ったという。
今回のショーでラフォーレ原宿が打ち出したのは、フリルやレース、リボンなどの装飾で知られる「ロリータ」や、反逆的なイメージの「パンク」、黒ずくめの「ゴシック」スタイルなど「原宿発祥」とされる個性的なファッション。メーン会場には約1万人の観客が詰めかけ、ショーやライブなど1時間余りのステージを楽しんだ。
ショーには、深田恭子さん、土屋アンナさん主演の映画「下妻物語」でも衣装協力を手がけた人気ロリータブランド「BABY, THE STARS SHINE BRIGHT(ベイビー、ザ スターズ シャイン ブライト)」をはじめ、「原宿発」の次世代ブランド13組が参加。ステージ上では現地モデルらがひと足早く各ブランドの最新秋冬ファッションを着こなし、100ルック以上が披露された。
途中、ショーには自身もロリータファッションの愛好家という歌手の北出菜奈さんが登場したほか、ロックバンド「ペニシリン」のボーカルHAKUEIさんも男性モデルとして登場。北出さんはライブも披露した。
ジャパンエキスポ内には会期中、専用ブースも出展。ラフォーレ原宿でエキシビションを開催したこともある「GLP・C」やショー参加ブランドなどが3日間にわたり原宿ファッションをアピールした。