トランスコスモス(渋谷区渋谷3)は7月9日、占いサイトなどのモバイルコンテンツ事業を展開するザッパラス(恵比寿1)に資本参加し、今後モバイル向けサービスで業務提携すると発表した。
2000年設立のザッパラスは、占いサイトや若い女性にターゲットを絞ったモバイルコマース事業を中核に成長を遂げ2005年に東証マザーズ上場。今年4月時点の総会員数(無料会員を含む)は約430万人に上る。
トランスコスモスは同日中にザッパラスの発行済み株式2%を取得。今後提携の手始めとして、ザッパラス子会社の「アレス・アンド・マーキュリー」が展開するモバイルコンテンツ、広告事業への協業に乗り出す。翌10日には続けてアレス・アンド・マーキュリーの発行済み株式20%も取得している。
今回の提携はトランスコスモスにとって、ワンセグ放送や課金システムなどの新サービスで今後も発展が見込めるモバイル事業の強化が目的。ザッパラスの持つ企画・開発力やノウハウを共有し、「新規ビジネス領域を開拓する」(トランスコスモス)という。