盲人の少年少女6人がエベレスト登頂に挑む姿を追ったドキュメンタリー「ブラインドサイト~小さな登山者たち~」(配給=ファントム・フィルム)の公開を記念し、モンベルクラブ渋谷店(宇田川町、TEL 03-5784-4005)では7月6日、映画プロデューサーらによるトークイベントを開催する。
古くからの言い伝えが原因で、現在も盲人に対する差別的な風習が強く残るチベット。同作では、自身も盲目で単身チベットに渡り盲人のための学校を設立したドイツ人教育者ブリエ・テンバーケンさんと、盲人として初めてエベレストに登頂した米国人登山家、エリック・ヴァイエンマイヤーさんが、少年少女を連れエベレスト登頂を目指すまでの様子を、丁寧に映し出す。
テンバーケンさんは盲人学校の設立がきっかけで「国境なき点字」の活動を始め、発展途上国での視覚障害を持つ子どもたちの教育モデルとして、2006年にはマザーテレサ賞を受賞している。
モンベルクラブ渋谷店で開かれるイベントには、プロデューサーのシビル・ロブソン・オアーさんと視覚障害者のクライミングをサポートする「NPOモンキーマジック」の小林幸一郎代表が参加。トークショーに加え、チャリティー商品のアンクレット(200円)を販売し、「国境なき点字」活動への支援を呼びかける。入場無料。開催時間は19時~20時で、会場は同店5階サロン。
「ブラインドサイト~小さな登山者たち~」は7月21日より、シネマライズ(渋谷区宇田川町、TEL 03-3464-0051)、品川プリンスシネマほかでロードショー公開される。