ビョークやシガー・ロスなど、世界的に有名なミュージシャンを数多く輩出してきたアイスランドの「音楽」とその背景に迫るドキュメンタリー作品「スクリーミング・マスターピース」(配給=エイベックス・エンタテインメント)が7月7日より、渋谷「シネクイント」(渋谷区宇田川町、TEL 3477-5905)でレイトショー公開される。
北大西洋の海に囲まれ、人口約30万人という小さな島国ながら、ロックやレゲエなど多様な分野で世界的にも評価の集まるミューシャンを輩出し続けてきたアイスランド。本国では音楽学校の数が90校にも及ぶといわれ、合唱団やオーケストラも多い。
同作では、著名ミュージシャンをはじめ国内で活躍するインディーズバンドのライブ映像やインタビューなどを交えながら、これまで取り上げられることの少なかったアイスランド音楽の「ルーツ」をたどる。
登場するのは、アイスランドを代表する女性アーティスト・ビョークや、メロディーラインの美しさで知られる「シガー・ロス」、エレクトロニカ・ロックグループ「ムーム」、アイスランド音楽界のゴッドファーザーとも称されるヒルマール・オゥルン・ヒルマルソンさんなど。
ライブやインタビュー映像などの合間に映る氷壁や岩山といった今もなお残される大自然の映像も美しい。監督・製作・脚本は、ともにアイスランド出身でパリのデザインスクールで学んだ後、アイスランドで数々のドキュメンタリー制作に携わるアリ・アレクサンダーさんと、イルギス・マグヌッソンさんが手がけた。
同作は渋谷での単館上映後、7月下旬より全国の劇場でも順次ロードショー公開される。